IT業界「あれ!これ?」

フリーエンジニアインタビュー

第1回はIT@JOBに登録いただいた、現在就業中のTYさんとMTさんへのインタビューです。

QIT@JOBにはどうして登録したのですか?

TYさんIT@JOBを知ったのは偶然です。ネットで検索してたまたま引っかかりました。ホント偶然ですよ(笑)。
履歴書とスキルシートをメールで送付すると、その日に営業の方から連絡がありました。翌日面談です。

MTさんやはりネット検索で、やはり偶然で(笑)。

Qどのような面談でした?

MTさんまず、会社の内容、どんな経緯で客先常駐型の仕事をするようになったかなどの説明を受けて、会社としてどんなやり方でわれわれ技術者を客先に紹介しているかなどをお聞きしました。
そのあと一通り自分のスキルを話しました。得意、不得意など、やってみたいことなどもお話しましたね。

TYさんそう、将来の希望というか夢なんかも聞かれました。
そんな大きな夢はないんだけど(笑)。

MTさん感心したのは客先に対する態度というか心構えですね。
「客だから何でもはいはいと聞いてればいいというものではない」というところかな。

TYさんそうそう。「お客様は神様ではない」というのはいいですね。
昔から言われてるじゃないですか「籠に乗る人、担ぐ人、はたまたそれを造る人」。仕事は全てコラボレーション。だから双方納得しなければいい仕事は出来ないし楽しくもない。ストレスを溜め込んでの作業なんて誰もしたくないですからね。

MTさんまず先に案件内容をキチンと教えてもらえる。というところも安心できます。
昔あったんですけど、ともかくJavaが欲しいから来てくれ、みたいな。何をやるのか判らないところになんか行けませんからね。結構乱暴なお客さんているんですよ。

Qそうですね。案件内容はキチッとお伝えします。逆に皆さんのスキルも客先にはキチンと伝えますよ。だからスキルシートを拝見してからいろいろご質問することもあります。

Qところで現場に入ってから一番困ることは何ですか?過去の経験でもいいですからお話いただけませんか。どのような面談でした?

MTさんあんまり稼動の高いのは困りますね。
開発ですからテストフェーズなんかで一時的に月に200時間は我慢できますが、220時間を越えるとちょっとね。つらいです。

TYさん私は稼動に関してはそれほど気にしていません。もらえるものさえちゃんともらえれば(笑)。やっぱり一番困るというか大変なのは現場の人間関係。コミュニケーションですね。こっちがいくらコミュニケーションをとろうとしても、ぜんぜん相手にしてくれない。話が出来なきゃコミュニケーションどころじゃないし、技術的な相談なんか出来ないですよ。お客さんから若手に技術指導をしてくれ、と頼まれていて、じゃ頑張ろうかと思っていても、ぜんぜんこちらの話を聞いてくれない。めんどくさいから出来上がったプログラムを見て、こっちでなおしたりします。
そうすると作った本人だっていい気持ちはしないでしょう。で、どんどん気まずくなって、お互いストレス溜まって、もう止めよう。ということになるんです。以前ありましたけど、そのときは営業の方が現場に状況を聞きに来てくれて、客先に申し入れをしていただいたようで若干改善されましたけど。いろんな人がいるわけで、皆が皆うまく行くとは思いません。逆に私のことを煙たいやつだと思っている人もいるかもしれませんが、やはり前向きに考えて行きたいですね。

Qそういった調整なんかは我々の仕事だと認識しています。
いろいろとご不満やご希望もおありだと思いますが、そういったことは率直にお話してください。そのために「週報」の提出をお願いしているわけですから。

MTさん了解です。

TYさん努力します(笑)。

Qこれからの抱負をお聞かせいただけませんか。
それと、これからフリーになる方へのメッセージなどもありましたらお願いします。

MTさん私は目の前の案件に集中します。出来ればずーっと長く続けられる案件に参画したいです。短い案件だと生活も不安定ですからね。
通勤が楽だともっといい(笑)。それは贅沢でしょうけど・・・。

TYさんとにかくプログラムを作ることが好きなので、テクニカル的にいろんな経験を積んでみたい。そうすることでそのうち自分が掘り下げたい何かが見えてくると思うんです。金融などの業務知識を活かす方向を進めてくれる方もいらっしゃるのですが、私は生涯プログラムを作り続けたいです。
フリーは思うほどラクではありません。フリーを志すなら自分の進む道の設計図を描いたほうがいいと思いますけど。自分の好きなことをやれるのが私にとっては一番の魅力です。スキルアップをしていけば自分の収入にも反映します。やればやるだけの結果が出るというのは充分やりがいのあることだと思います。

Q技術者の皆さまの負担をなるべく軽くして、作業に専念していただきたいというのが我々の大きな願いです。マネジメントはキチンと行いますので存分に働いてください。
本日はありがとうございました。